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2024.06.04 傷寒論 太陽病中篇 第六十三條
本發汗而復下之此爲逆也若先發汗治不爲逆本先下之而反汗之爲逆若先下之治不爲逆。 もと汗を發し而して復た之を下さば此を逆と爲すなり、若し先づ汗を發するは治を逆と爲さず、もとまづ之を下して而して反って之を汗するを逆となす、若し先づ之を下したるは治を逆となさず。 治療するに当って、初めに汗を發し...
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2024.06.03 傷寒論 太陽病中篇 第六十二條
病人有寒復發汗胃中冷必吐蚘。 病人寒有るに復た汗を發すれば胃中冷え必ず蚘を吐す。 病人が内部に寒があるのに、その上に汗を發したために、胃の中が冷えると必ず蛔虫を吐すようになる。
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2024.05.31 傷寒論 太陽病中篇 第六十一條
汗家重發汗必恍惚心亂小便已陰疼與禹餘糧丸闕。 汗家、重ねて汗を發すれば必ず恍惚として心みだれ小便已んで陰いたむ、禹餘糧丸を與ふ、闕く。 汗かきの人を、その上に汗を發するとぼんやりとして心藏のあたりが落ちつかなくなり、小便をし終ると陰がいたむようになる。このようなものには禹餘糧丸を与えなさ...
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2024.05.30 傷寒論 太陽病中篇 第六十條
亡血家不可發汗發汗則寒慄而振。 亡血家は汗を發すべからず、汗を發すれば則ち寒慄してふるふ。 貧血の人は、汗を發してはなりません。無理に發汗をさせると、さむがってガタガタとふるえるようになってしまう。
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2024.05.29 傷寒論 太陽病中篇 第五十九條
衄家不可發汗汗出必額上陷脈緊急直視不能眴不得眠。 衄家汗を發すべからず、汗出づれば必ず額上陷り脈緊急、直視し眴する能はず、眠るを得ず。 衄家(しょっちゅう鼻血を出している人)は、發汗してはならない。汗が出ると必ず額上が陷り、脈が緊急して目がすわり、眠ることができなくなる。