健康長寿の秘訣は口の健康?
季節の健康ワンポイント
誰もがいつまでも食事を楽しみたいと思うもの。ところが加齢とともに口の働きは低下していきます。この低下を少しでも食い止め、元の健康な状態に戻すには、口のささいな衰えに早く気づき、対策を講じることが大切です。
■ムセや口の中のネバネバ、食べこぼしなどが多くなったら要注意
年を重ねると、物を噛んだり飲み込んだりする力が衰えてきます。すると本来であれば食道に送られるはずの食べ物が気管に入ってしまい、ムセてせき込んだり、場合によっては誤嚥性肺炎を起こしたりすることがあります。また、軟らかいものばかりを食べるようになったり、食べ物を飲み込むまでに時間がかかったりするようになります。■オーラルフレイルは適切な対策をすれば健康状態に
口の働きが衰えることを「オーラルフレイル」といいます。オーラルフレイルを放っておくと、フレイルへと進みます。フレイルとは“虚弱”という意味で、高齢者の心身の活力が低下した状態を指し、健康と要介護の中間の状態をいいます。オーラルフレイルに早く気づき、適切な対策をとれば、健康な状態に戻ることが可能です。■嚥下おでこ体操やパタカラ体操で口の健康を維持しよう
飲み込む力を鍛える体操としてよく知られているのが嚥下おでこ体操です。へそをのぞき込むようにあごを引き、額に手をあて、のどぼとけ周辺に力を入れながら、手と額を押し合います。舌の筋肉を鍛えるには「パタカラ体操」がおすすめです。「パ、パ、パ、パ」というように連続で発音します。Life 2022年11月号「薬局で相談しよう〜健康長寿の秘訣は口の健康を保つこと〜」より抜粋
