新型コロナワクチンの3回目接種
薬局長のサトルです。
滋賀県の新型コロナ新規感染者数もついに1,000人を超えるようになり、
病床使用率も70%を超えました(2/4時点)。
医療機関や学校、高齢者施設等で拡大しつつあり、
やはりオミクロン株の感染力の強さは脅威です。
我々医療従事者からすると、
海外で始まった3回目のコロナワクチン接種を、
同時期に日本国内でも接種後半年経過した人に対して進めていれば、
現状ほどの感染拡大はなかったのかも…
と思わずにはいられません。
特に昨年末から本年始の人の移動は活発になる事は予想できたことから、
感染が落ち着いている間に3回目接種の準備を整え、
大規模接種が実行されなかったのは非常に残念です。
もちろん、今のモデルナやファイザーのワクチンを3回接種したとしても、
オミクロン株の感染を防ぐ効果は、
これまでの新型コロナ株に比べれ落ちる事は
国立感染症研究所のデータを見ても分かります。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2484-idsc/10923-covid19-68.html
それでも、ワクチン接種により重症化を防ぐ事は分かっていますので、
やはり3回目のコロナワクチンを打って身を守る事が重要です。
先日、私も3回目のコロナワクチンを接種してきました。
既にファイザー製のワクチンを2回接種しておりましたので、
本当は中和抗体の増加が高まるのを期待し、
交差接種でモデルナ製を打ちたいと思っていたのですが、
接種可能な医院さんの条件等から3回目もファイザーを打ちました。
今回も接種時は全く痛みを感じず(鈍いのか?)、
接種翌日は37.2℃まで熱が上がり、少し倦怠感があったのと、
接種部位の痛みが3,4日続きはしましたが、
大きな体調変化はありませんでした。
1回目と2回目ではモデルナ製のワクチン接種による副反応が強く出る人が多かったためか、
現状、モデルナワクチンの接種が敬遠されている傾向があります。
しかし今回のモデルナワクチンは前回の半分量ですので、
以前より副反応は軽減される可能性があります。
また滋賀県の広域ワクチン接種センターも2/18から再開されます。
感染の拡大を早期に終息させるためにも、
いずれのワクチンでも構わないので、
いち早く多くの人たちに接種される事を願っています。
マスクなしの生活に戻るには、まだまだ時間がかかるのかも知れませんが、
行動制限のない生活に早く戻りたいですね。
※画像は国立感染症研究所の「新型コロナワクチンについて ( 2022 年 1 月 14 日現在 )」より、
海外のワクチン接種の進捗状況の地図を掲載しております。
世界での接種状況のバラツキも気になるところです。
