4回目のコロナワクチン接種について

薬局長のサトルです。

滋賀県の新型コロナの新規感染者数もようやく減少しつつあり、
陽性者の中でも重症化される方は最近ほとんどいらっしゃらなくなりました。

まだ新規感染者数が全国で4万人を超えているとは言え、
感染による重症者が減少している事は
医療に携わる身としては少し安心しております。

ただし、県内で新規で感染された方の割合をみていくと
20代以下の方の感染が半数以上を占めており、
やはりコロナワクチンの接種割合と感染を防ぐ効果は比例しているように見えます。
※画像参照。資料は滋賀県HPより。

そんな中、
ついに4回目のコロナワクチンの接種の話が出てきました。

え~またワクチン打つのか…

と思うのが、これまで接種された方の印象ではないでしょうか。

しかし、
4回目の接種についてはこれまでとはちょっと様子が違うようです。


既に欧米やイスラエルでは4回目のワクチン接種を始めているものの、
その効果はあくまでコロナ感染症による重症化の予防に限定されるようです。
つまり重症化リスクの低い人に4回打っても、
3回接種後と大きな差がないものと認識されております。

そのため、
日本国内でもこれまでと違って4回目の接種対象となるのは
高齢者及び基礎疾患を持つ方に限定されるのではないかと
予想されています。

逆に言えば、重症化が懸念される方に対しては、
今後はワクチンを年に1~2回、定期的に接種していく状況が
続く可能性もあります。
これはなかなか大変な事です。


自分としては
この業務に携わる以上、
できれば4回目のワクチンも接種しておきたいと思っておりますが、
今後の国の方針に注視したいと思います。

また、せっかく打つならその時のウイルスの株に対応した
ワクチンを打てる方が理想的です。

まだまだコロナウイルスの終息は先のような気がしますね。


来週からGWに入りますが、
今年は人の往来が活発になるようです。
既に海外旅行予定者は昨年の500%以上とも!
(円安なのに羨ましい…)

ただし、その後の感染再爆発を防ぐためにも、
できるだけ若い方もコロナワクチンは3回目までは
接種しておく方が良いと考えております。