ハッカ油マスクがなぜ涼しいのか？

どうも、ハッカ油中毒者です。
突然ですがハッカ油について語らせてください…



梅雨に入り、いよいよハッカ油が手放せなくなってきました。

マスクに付けると、蒸れたマスク内がスッキリ爽快。
ヒンヤリとした冷たさと香りの虜になります。



ですが、なぜハッカ油がヒンヤリとするのかをきちんと説明できる人は意外と少ないはず。

エタノールを手に塗るとスッーっとするように、蒸発する際の気化熱で涼しくなると思っている方もいるかもしれませんが、それは間違い。


ハッカ油に含まれるメントールは、肌に存在するTRPM8といわれる冷感センサーに直接はたらきかけます。
これにより、私たちは「冷たい」と感じるのです。

エタノールをお風呂に入れても全く涼しくならないですが、ハッカ油をお風呂に入れると涼しくなるのはこれが理由です。

周囲の温度に影響されないため、お風呂だろうが暑いマスクの中だろうが嘘のように快適になるんですね。


注意してほしいのが、実際に熱を奪っているわけではないということ。
なので、マスクに付けている時でもこまめに水分補給をして熱中症対策をしてください。


また、某twitterで「ハッカ油は体の体温調節を麻痺させて涼しく感じる」といった書き込みを見たことがありますが、これは間違いです。

ハッカ油の働きは体の体温調節機能にはほとんど影響しません。
涼しく感じるからといって汗をかかなくなるかといえばそんなことはないです。
実体験として、普通に汗だくになります。


あくまで冷感を感じる部分にのみピンポイントではたらくので、
①どんなに暑くても涼しさを感じる
②発汗などの体温調節には影響しない
という二つの特徴がハッカ油にはあります。


水分補給などの熱中症対策と合わせて、これから来るであろう猛暑を快適に過ごしていきましょう！



星野



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