部屋の隅の小宇宙(藤原)

自室の一角にある、私の小さなヴンダーカンマーです。
模型でなく、バーツが安いタイで買い集めたナマの標本です。
サソリとタランチュラのやつは
姪っこに見せたらギャン泣きされました。ゴメンネ。


なんそれ、ヴンダーて、と思いますよね。
いわゆる愉悦の蒐集(しゅうしゅう)というやつです。

映画とかで、偏屈そうな悪役のお金持ちが構成してませんか?
わけのわからない標本や鉱物、珍奇な植物や妖しげなナイフが
所狭しと陳列された部屋。
その人自身の美意識の宇宙であるかの如く、
自室に置かれた植物や蔵書やナイフといったアイテムが
まるで星々の運行のように ひとつの秩序の中を廻っている感じ。
あんなやつです。わくわくしませんか ああいうの。

ミニマリストな世情ではあるものの、
オタクなので収集欲は深いほうなんです。
「似たモノで揃える」ってコレクションいいですよね。
特に鉱物界、植物界、動物界の三界の組み合わせがあれば尚更に。


鉱物とか、オパール化した化石とか、透明標本とか。そういうの 好きです。
キラキラしたのに目が魅かれるので、
たぶんカラスと同じ習性を持ってます。カァ。
個人的に宝石やジュエリーは
ショーケース越しが一番きれいに感じますが、
部屋やてのひらに置いて日常的に眺めたいのは、
研磨される前の原石のほうですね。

図書館にある鉱物図鑑とかミネラルショウとか わくわくします。
東急ハンズの透明標本コーナーや、
最近は二子玉川にある「好奇心の部屋」ってお店もおすすめです。


プラネタリウムも好きです。
天体好きと宝石好きはかぶるんですよ。
どちらも何億年も前から眠ってるものなので、
底通するものがあるんだと思います。

ヒトの体の炭素原子の核は、すべて星からやってきたものです。
あなたも私も、同じ星屑でできているといえるのではないでしょうか。

ハッ
てことはダイヤもヒトもネコも同じ…つまり私は猫だった…???
ねこです よろしくおねがいします。


今日は処方箋枚数が少ない木曜日に初出勤となり、ゆとりがあるので
ヨッシャはりきって真面目な記事を書くぞう!ってフンスフンスしてたんですが、
まんまと着地点を見失いました。
ねこだから許してください。


藤原