意外とできていない、正しい手洗い方法
徐々に寒さが厳しくなってきた今日この頃。
風邪気味の患者さんも徐々に増えてきて、ああこれから冬がやってくるんだなぁと覚悟を新たにしています。
今年はCOVID-19の流行もあり、インフルエンザとの合わせ技で感染がどのように広がっていくのか見当がつきません。
そんな中、感染対策として個人で出来る事といえばマスク着用。そしてうがいと手洗い。
マスクの着用はすっかり定着しました。うがいも然り。
例えうがい薬が無くとも、水道水でうがいするだけでも十分に効果がありますしね。
ただ、手洗いはどうでしょうか。
なんとなく石鹸でこすって、なんとなく水で流して、なんとなくタオルで水気を拭いて、なんとなくアルコール消毒してませんか?
感染症が広がっていく原因としてトップクラスに多いのは、咳でもくしゃみでもなく「手」を介した感染です。
鼻をかんだり、口元を手で覆ったり、そうした手で触れた部分にウイルスが付着。そこを他の人が触ってしまい、その手で無意識に口や鼻を触って…というパターンが実に多い。
なので、手洗いというのはとても重要なんです。
とはいえ、ここで私が1から10まで説明できる自信がないので、ひとまず丁寧にまとめられている外部サイトのリンクを貼っておきます。
出来ていますか?せいけつ手洗い|サラヤ株式会社 家庭用製品情報
https://family.saraya.com/tearai/index.html
↑のURLをクリックでページに飛びます。
そして補足。
特に洗い残しが多いのは、
1.親指
2.爪の周辺
3.手首
の三つです。
親指は石鹸を付けたら反対側の手で握るようにしてしっかり洗いましょう。
爪の周辺とは、ちょうどささくれが出来る部分とでも言いますか。
爪の先は洗えても、意外とこの部分が洗えてない人が多い。意識的に石鹸でこすりましょう。
手首は無意識のうちに触わってしまう場所でもあり、いくら手のひらを完璧に洗ったとしてもここを触れてしまえば意味がありません。
また、洗った手を拭くときに、布製のタオルを使うのは原則NGです。
既に雑菌やウイルスが付いている可能性があるので、基本的にはペーパータオルを使いましょう。
どうしても布製のものを使いたい場合でも、家族と共用するのはなるべく避けた方がいいです。
同じ理由で、固形石鹸より液体石鹸のほうが衛生的です。
ちなみに、手の水分を完全に拭き取れていない状態でアルコール消毒をしても効果が十分に発揮されません。
手のひらのシワの部分の水分まできちんと拭き取りましょう。
これまで人類が経験したことのない未知なる冬に備え。
今自分にできる事は確実にできるようにしておきましょう。
星野
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