梅雨の時期の体調について
お久しぶりです。いつも浅間台薬局をご利用いただき誠にありがとうございます。
今週は台風9号10号11号と3つも来ていますね。梅雨と重なり、体調不良の方が増えています。特に、頭痛や肩こりなどを感じる人が多くなっていますが、皆様いかがでしょうか。
東京有明医療大学の川嶋朗先生がこの時期の不定愁訴について対談されていました。抜粋致します。
「低気圧になると、空気中の酸素濃度が薄くなり、副交感神経が優位になります。つまり、日中にもかかわらず体がお休みモードに。血の巡りが悪くなり、筋肉が硬直、そして肩こりやダルさが発生するというわけです。また、低気圧が雨を降らせて多湿になると、体の中でヒスタミンという物質が分泌されやすくなります。このヒスタミンが古傷の炎症を誘発したり、頭痛が起きたりするのです」
こうして思うように体が動かないストレスから、メンタルにも不調が及ぶとのこと。ちなみに低気圧の時は、うつ病で医療機関を訪れる患者が増える、ぜんそくやアトピーなどのアレルギーが悪化するという事実もあるのだとか…。何か対策はないのでしょうか?
「一時しのぎなら、熱いものを飲んだりカフェインを摂取したりすれば、交感神経のスイッチが入り、体が活動モードになります。予防するには、ひざ掛けを掛ける、長袖を羽織るなどし、常に体を温めておくことが大切です。私は夏でも、湯たんぽを使用していますよ。生姜やスパイスの効いた食事をするのも効果的です」
暑いからといって、冷たいものを食べ過ぎるのにも注意が必要なようです。また、二の腕・おなか・腰・太ももを重点的に温めると、血の巡りがよくなりやすいのだとか。
「もっといえば、日頃から適度な運動を心がけましょう。私は“不調は自分が作るもの”だと思っています。『雨だから、低気圧だから、体調が悪い』と言ってしまうのではなく、それにあわせて体調をコントロールする努力も必要ですよ」
この記事に出会って納得しました!
皆様もご活用下さい。
浅間台薬局
薬局長 石本直美