春の訪れを告げる沈丁花の香り

香りの歳時記
弥生、3月。待ち遠しかった春がやってきます。春の訪れを告げるように、沈丁花の香りが街に漂いはじめます。

沈丁花は「千里花」や「千里香」という別名まであるように、遠くまで香りが届きます。しかし、花や根などのほとんどの部分に強い毒性があるため、香りの成分を抽出する精油を摂ることができません。

あの、甘く上品な沈丁花の香りを楽しめるのはまさに春の季節だけです。