初期の熱中症
暑邪の侵入を受けると、過剰な熱が篭りやすくなります。
また多量の発汗は「津液」や「気」の消耗につながり、
体内の潤いやエネルギーの不足を招く可能性となります。
その結果、熱をうまく冷ませず、発熱、めまい、頭痛といった
熱中症の症状が起こりやすくなります。
体に熱がこもっているなと感じた方は
熱中症の初期と捉えて、早めに対処しましょう。
○気になる症状
発熱、めまい、全身の倦怠感、頭痛、顔が赤い、喉の乾き、
イライラしやすい、怒りっぽい、不眠、舌が紅い
○食の養生
暑邪を発散させ、体の熱を冷ます
スイカ、苦瓜、きゅうり、トマト、緑茶、レンコンなど
○よく使われる処方
白虎加人参湯、黄蓮解毒湯