読書のすすめ2~さよなら、そしてこんにちは~

こんにちは^^
朝よりは少~しだけ温かく感じる神戸市西区。
最近の朝晩の寒さはもう真冬と変わらないなぁと感じています。

さて、今日は薬局にある図書コーナーから1冊おすすめの本をご紹介します。
今回は荻原浩さんの『さよなら、そしてこんにちは』です。

荻原浩さんと言えば、渡辺健さんが主演した映画『明日の記憶』の原作者です。

今回ご紹介する『さよなら~』は、働く人々の喜怒哀楽をユーモラスに描いた短編集となっています。
中でも私がお気に入りだったのが『スーパーマンの憂鬱』。
スーパーの食料品売り場で働く孝司は、日々テレビ番組で取り上げられる「健康食材」の情報に振り回されている。
ところが、売れると思って食品を仕入れても、新しい情報が次々と取り上げられ
一向に仕入れたものの売り上げを伸ばすことができない。
そんなある日、孝司のもとへテレビ番組のプロデューサーと名乗る男が現れて…

スーパーで働く人、葬儀場で働く人、僧侶、専業主婦…
様々な職業の人が描かれているこちらの本。
どの職業にも苦労があって、怒りがあって、悲しみや切なさがある。
それが、思わずクスリと笑ってしまうように描かれていて
読み終えると、その仕事の中に見えるやりがいというものを感じることができ
様々な職種の人の苦労を共感するとともに「あぁ、私も頑張らないと…」と思えました。

荻原浩さんの作品はほかにも数種類置いてありますので
良ければぜひ手に取ってみてくださいね^^