読書のすすめ3~白ゆき姫殺人事件~

こんにちは^^
空は澄み切った青なのに、空気はキンキンに冷たい神戸市西区。
鼻水が出ようものなら凍ってしまいそうな冷たい空気が朝流れていました。

今回の読書のすすめは今年3月に映画化され話題となった
湊かなえさんの「白ゆきひめ殺人事件」です。

化粧品会社に勤める女性が殺人され、その容疑をかけられる同僚の「白ゆき姫」。
犯人に仕立て上げられた「白ゆき姫」をどのような人物かを週刊誌に書くため、
フリーライターが「白ゆき姫」の周辺の人物にインタビューをしていくお話です。

周辺の人たちはみな最初は、声を揃え、まじめで穏やかそうな「白ゆき姫」の姿を語ります。
ところが少しずつ「そういえば、こんなことがあった…」
「実は、あのとき…」と白ゆき姫の裏の顔を話し出します。
白ゆき姫は本当に犯人なのか?白ゆき姫の真の姿はどのようなものなのか?
最後までどうなるのか読めないので、思わず一気に読み進めました。

人は少しオーバーに話をするのが好きであり、
その人のことを好意的に見ていても、そうでなくても
思わずその人物の悪いところを語ってしまうものなのだなぁと
誰もが持つ心の黒い部分が見えてしまったお話です。

映画ではストーリー化されていますが、こちらの本は取材の声をのせたお話となっています。
私は映画を観ていないので、映画も観てみたいと思いました。

図書コーナーに置いていますので、ご興味のある方は是非、
湊かなえさんの世界に足を踏み入れてみてくださいね♪