・・つづき 電子薬歴
結論からいうと、
レセコンは20年来お世話になっているcmsから
○○○○○○○○に、電子薬歴は○○○○ー○○になりまし
た。
選ぶときに注目したのは
ポイント①病歴や体質などから、薬剤とのこまかい引っかけができるか?
・これは、もともと登録されている体質や病歴だけでなく、独自に作成できるかというのが重要でした。この機能がなかなかできるところが少なかったです。これができると、例えば腎機能低下の患者様に重症度の分類別にフラグをたてて、それに対してリスクのある薬剤がでたときにチェックをかけたり、簡易懸濁や粉砕投与のフラグをたてた患者様に、それに適さない薬剤がでたときにチェックをかけたり、と使い方はいくらでも広がります。
ポイント②薬剤固有の情報を、独自に編集かつ作成してためていくことができるか?またそれを投薬前に処方内容を見ながらサクサクとみることができるか?
・勉強会や医師から得た知識や情報、改定の情報など、その都度薬剤ごとに登録してためていくことによって、みんなが情報を共有できます。
また薬剤師個人毎にも登録していけるので、それこそ自分のノートとして知識を電子薬歴にためていくことができます。
ポイント③持ち運びができるか?
・今回、電子薬歴のハードがサーフェスプロ4+Windows10になりました。これも大きかったです。持ち運びができるという点で選んだのですが、操作性もなかなかで、指でのタッチ、スクロールはもちろん、付属のサーフェスペンもしっとりとした使い心地です。画面の情報量が多いのですが、小さい文字でもさほど苦にならないですし、操作も直感的にできます。今のところ「機能がいっぱいで覚えるのが大変だね」、という声はあっても、「操作でイライラする」、とか 「使いにくいっ」 とかいう声はありません。というか、みんな没頭していじっています(笑)。
ポイント④薬歴入力の簡便さ。キーボード、手書き、タッチペン、ボイスなど、どれくらい対応しているか?
あとこまかいポイントとしては・・
・拡大、縮小ができるか?
・処方変更点が指導文へ簡単に転写ができるか?
・サポート体制・・・etc・・
などです。
今回、各メーカーさんからデモ機を何日もお借りして、一台づつ操作し、また全部並べて同じ操作をしてみたりさせてもらいました。各担当者様さんには本当に感謝です。うちにきた担当者さんはみんな親身に相談に乗ってくれました。
荒井店に置いた姿を想像して、高橋店に置いた姿を想像して、いぢっているメンバーをひとりづつ想像して、どの機能が本当に必要なのか、全部を満たすものはないので、優先順位をとっかえひっかえ考えました。最初はハッと目を引く機能が、よくよく考えたらさほど必要なかったり、目立たない機能が、操作性を考えに考えてこうなったんだろーなーっていうのが見えてきたり・・・
そして導入して半月・・結果は満足してます。みんなも一生懸命いぢってくれています。ゆっくりと慣れてもらって、そのうち「あーもうこの電子薬歴なしには戻れないね~」という声が聞こえてきたら、うれしいですね。ニンマリしたいと思います。
一応、何の影響もないとは思いますが、あくまで当店に必要な機能があったというだけですので、機種名はふせました。
私も今回選ぶにあたって、インターネットでクチコミとかないかなぁと探したんですが、ほとんどありませんでしたので、ちょっと書いてみました。なので、こんなことできますか~など何か質問があればいつでもどうぞ。