インフルエンザ③
感染について
インフルエンザウイルスは、飛沫(ひまつ)感染と、接触感染という、二つの経路で人から人へうつっていきます。
◎飛沫感染
インフルエンザにかかった人の唾液中には、ウイルスが多く含まれています。そして、せき・くしゃみをしたときに、その唾液が細かなしぶきになって周囲に飛び散ります。1〜2メートル以内に人がいると、このしぶきを吸い込んで、ウイルスに感染します。
いわゆる「空気感染」とは異なりますので、十分に離れていたり、そもそも目の前でせきやくしゃみ、大声で話すなどの行為がなかったりすれば、一緒の空間に暮らしているというだけで飛沫感染は生じません。
◎接触感染
唾液や、鼻をかんだ後のティッシュなどに含まれるウイルスは、テーブルの表面や布団などについてもそのまましばらく生き続けることができます。
別の人がそのティッシュや布団などを触り、そのまま手づかみで物を食べたり口元を触ったりすることが、のどの粘膜からインフルエンザウイルスが入り込むきっかけとなります。
咳エチケットにうがい・手洗いを心がけましょう。