処方箋には“期限”があります!うっかり切れると無効になるって本当?
病院やクリニックでもらう「処方箋」には、じつは有効期限があるのをご存じでしょうか?
この期限を過ぎてしまうと、たとえ同じ内容でも薬局ではお薬をお渡しできなくなります。
今回は、処方箋の期限について、薬剤師の立場からわかりやすくお話します。
■ 処方箋の有効期限は「発行日を含めて4日間」
医療機関で発行された処方箋には、発行日を含めて4日以内という有効期限が定められています。
たとえば、月曜日に発行された処方箋であれば、使用できるのは木曜日までです。
期限を1日でも過ぎると、その処方箋は無効となり、薬局ではお薬を調剤することができません。
■ なぜ期限があるの?
薬は、そのときの体調や検査結果などをもとに処方されています。
時間が経つと、症状や体の状態が変化している可能性があります。
また、発行日から日が経ちすぎると、医師が想定した治療計画とのズレが生じることも。
こうした理由から、処方箋には「一定期間内に薬を受け取ってください」というルールが設けられています。
■ 期限を過ぎてしまった場合は?
残念ながら、有効期限を過ぎた処方箋では調剤できません。
この場合は、医療機関で再受診し、再発行してもらう必要があります。
ただし、体調や病状が変わっていない場合でも、再診料などが発生することがありますので注意が必要です。
■ 薬局からのアドバイス
処方箋を受け取ったら、できるだけ当日または翌日には薬局へ。
特に、連休や悪天候などで来局が難しくなることもあるため、早めの対応が安心です。
薬局では、処方箋の有効期限を確認しながら、薬の飲み合わせや注意点もお伝えします。
期限が分からない場合や受け取りが間に合わない場合は、気軽にご相談ください。
【まとめ】
処方箋には、発行日を含めて4日間という明確な期限があります。
期限を過ぎてしまうと無効となり、再発行が必要になることもあります。
「もらったその日に薬局へ」――これがいちばん確実で安心な方法です。
お薬や処方箋に関するご不明点は、いつでもひまわり薬局城山店へご相談ください。
