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2025.06.04 傷寒論 太陽病中篇 第七十六條
凡柴胡湯病證而下之若柴胡證不罷者復與柴胡湯必蒸蒸而振卻發熱汗出而解。 凡そ、柴胡湯の病證にして、之れを下し、若し柴胡の證罷まざる者は、復た柴胡湯を與ふれば、必ず蒸蒸として振ひ、卻って發熱汗出でて解す。 一般に柴胡湯の病證があった場合に、他の下劑で下した場合に、もし柴胡湯の證がまだあるもの...
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2025.06.03 傷寒論 太陽病中篇 第七十五條
傷寒中風有柴胡證但見一證便是不必悉具。 傷寒、中風に、柴胡の證有れば、但だ一證を見れば、便ちよし、ことごとく具るを必せず。 傷寒であったり中風であって、柴胡湯の證がいくつかする時に、ただ一つの證だけがあればそれでよいのである。必ずしも全部そなわらなくてもよいということである。しかしながら...
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2025.06.02 傷寒論 太陽病中篇 第七十四條
傷寒陽脈澀陰脈弦法當腹中急痛者先與小建中湯不差者與小柴胡湯主之。 傷寒、陽脈澀、陰脈弦、法當に腹中急痛すべき者には、先づ、小建中湯を與ふ、差へざる者は、小柴胡湯を與へて、之れを主どる。 寒に侵されて陽脈である寸口がしぶっていて、陰脈の尺中が弦である場合は、法則として腹中が急に痛むはずであ...
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2025.05.30 傷寒論 太陽病中篇 第七十三條
傷寒四五日身熱惡風頸項強脇下滿手足溫而渴者小柴胡湯主之。 傷寒四五日、身熱惡風し、頸項強ばり、脇下滿、手足溫にして渴する者は、小柴胡湯之れを主どる。 寒に侵されて四五日經って、身が熱し、またさむ氣がして頸やうなじがこわばり、脇腹が張って、手足が溫かく咽の渇くものは小柴胡湯が主治するのであ...
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2025.05.29 傷寒論 太陽病中篇 第七十二條
得病六七日脈遲浮弱惡風寒手足溫醫二三下之不能食而脇下滿痛面目及身黄頸項強小便難者與柴胡湯後必下重本渴而飮水嘔者柴胡湯不中與也食穀者噦。 病を得て六七日、脈遲浮弱、風寒をにくみ、手足溫、醫、二三之れを下だし、食する能はず、而して、脇下滿痛し、面目及び身黄、頸項強ばり、小便難き者は、柴胡湯を與ふれ...