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  • 2025.06.28 傷寒論 太陽病中篇 第九十六條

    太陽傷寒者加溫鍼必驚也。 太陽の、傷寒の者に、溫鍼を加ふれば、必ず驚くなり。 傷寒で太陽病のものに溫鍼を加えてはいけない。溫鍼をすると必ず、驚かなくてもよいのに、やたらに驚くようになる。

  • 2025.06.27 傷寒論 太陽病中篇 第九十五條

    火逆下之因燒鍼煩躁者桂枝甘艸龍骨牡蠣湯主之。 火逆、之れを下し、燒鍼に因って、煩躁する者は、桂枝甘艸龍骨牡蠣湯、之れを主どる。 火逆と下しをかけたことと、燒鍼による三つの逆治によって煩躁する者には、桂枝甘艸龍骨牡蠣湯が主治する。

  • 2025.06.26 傷寒論 太陽病中篇 第九十四條

    燒鍼令其汗鍼處被寒核起而赤者必發奔豚氣從少腹上衝心者灸其核上各一壯與桂枝加桂湯更加桂二兩。 燒鍼にて其の汗せしめたるに、鍼處寒を被り、核起って赤き者は、必ず奔豚を發す、氣、少腹より、上って心を衝く者は、其の核上に灸すること、各一壯、桂枝加桂湯、更に桂二兩を加へたるを與ふ。 發汗をしないの...

  • 2025.06.25 傷寒論 太陽病中篇 第九十三條

    欲自解者必當先煩乃有汗而解何以知之脈浮故知汗出解也。 自から解せんと欲する者は、必ず當に先づ煩し、乃ち汗有りて解すべし、何を以て之を知る、脈浮なるが故に、汗出で解するを知るなり。 自然と治ろうとするものは、必ず當然初めに身體が暑苦しくなって、汗がでて治るはずである。その理由は、脈が浮いて...

  • 2025.06.24 傷寒論 太陽病中篇 第九十二條

    脈浮宜以汗解用火灸之邪無從出因火而盛病從腰以下必重而痹名火逆也。 脈浮なれば、宜しく汗を以て解すべし、火を用ひて之れに灸すれば、邪よって出づることなく、火に因りて盛り、病腰より以下、必ず重くして痹す、火逆と名づくるなり。 病人の脈が浮いている場合には、當然發汗をさせて解すべきである。火熱...