ドイツ薬学視察旅行・その1
6/10(月)~6/15(土)まで、ドイツの薬局や病院、高齢者福祉施設などを見学するツアーに参加してきました。
今回の旅では、医薬分業の発祥の地であるドイツの歴史や現在の医療保険制度、薬局や薬剤師の仕事について学ぶとともに、ドイツのかわいい街並みや景色に癒されたり、おいしいソーセージやビールを味わったりと、いろいろなことを体験してきましたので、何回かに分けて紹介したいと思います。
私たちが滞在したのは、ドイツ南部のハイデルベルクとチュービンゲンという街です。
写真の左奥に写っているのがハイデルベルク城。これとは逆に、ハイデルベルク城から見たハイデルベルクの街並みもとても素敵でした。
ハイデルベルク城内にはドイツ薬事博物館があります。ここには、フリードリヒⅡ世が医薬分業の法律を定めたことやその後長い時間を経て実際に都市に薬局が開設されていったという歴史が紹介されていました。
その他、当時の薬局で使われていた家具や薬の展示もあったのですが、伝説上の動物ユニコーンの角とされたものを解毒作用のある薬として用いていたり、人間のミイラの粉末を使ったりしていたと聞いて驚きました。実際には、ユニコーンではなくイッカク鯨の歯だそうなんですが、“本物”は、より高く売れたそうです。本物って・・・。
薬事博物館では、1時間以上みっちり説明を聞いてきたのですが、今になって思い出せることがユニコーンくらいとは・・・。でも、かわいいガラス製の薬容器や陶器の薬容器を見たりするだけでも、十分楽しめるところだと思いました。
それでは、今日はここまで。
石田