果物の栄養と一日分の目安

秋は、様々な果物が旬を迎えます。毎日の食事に、果物を取り入れませんか?

●果物の食べ方
栄養豊富な果物ですが、食べ過ぎは肥満や、糖尿病の改善の妨げになってしまいます。果物は、1日1単位(80Kcal)を目安としましょう。

りんご…約1/2個  柿…約3/4個
みかん…約2個  バナナ…約1本
梨…約1/2個  キウイ…約1.5個

ドライフルーツや缶詰は、手軽に果物を取り入れることができますが、生の果物に比べて糖分も多めです。食べ過ぎには気を付けましょう。

●果物に含まれる主な栄養
りんご (旬:9~11月)
高血圧の予防、コレステロール降下、便秘解消、疲労回復などに効果があります。皮と果実の間にはビタミンCやペクチンなどの成分が多く含まれ、皮ごと食べた方が栄養を摂取できます。

柿 (旬:9~11月)
ビタミンC、カロテン、ミネラル、食物繊維が豊富です。風邪の予防、貧血の予防、血圧降下などの効果があります。柿に含まれるタンニンは、二日酔いに効果があるといわれています。

みかん (旬:10~1月)
ビタミンC、カロテン、クエン酸が含まれています。疲労回復、風邪の予防と回復、便秘解消などに効果があります。食べ終わった皮を乾燥させ、湯船に浮かべると、冷え性やそれによる肩こり、腰痛、筋肉疲労などの改善に効果があります。

キウイ (旬:国産は11月)
ビタミンC、ビタミンE、カリウム、食物繊維、クエン酸、リンゴ酸などが豊富に含まれています。美肌、疲労回復、ストレス解消、整腸作用などがあります。特に、ビタミンCの含有率は果物の中でもトップクラスです。


            管理栄養士  中嶋 薫