健康の基本「鼻呼吸」
人間本来の呼吸法は「鼻呼吸」なのですが日本人の多くの人は「口呼吸」
をしている現実があります。哺乳動物にとって、鼻は息をするための器官、
口は食べるための器官なのですが、人間は進化の過程で言語を獲得し言葉を
発するようになったため、口でも呼吸ができるようになったと言われています。
「口呼吸」は外敵に無防備な呼吸法
口呼吸は、冷たく乾いた異物だらけの空気が直接、咽頭や喉頭にあたってしまい、口内は乾燥し病原体が繁殖しやすい状態となり、病原体などの外敵に対して無防備な呼吸法なのです。口呼吸の習慣を続けることで、呼吸器疾患やアレルギー性疾患、皮膚疾患、自己免疫性疾患などに罹るリスクを高めていることを認識することが大切です。また、口呼吸は口内が乾燥し唾液の分泌も抑えられてしまい、虫歯になりやすく、口臭の原因にもなってしまいます。
人間本来の呼吸法は「鼻呼吸」
口呼吸が無防備な呼吸法なのに対し、鼻呼吸は非常に優れた防御システムを持つ呼吸法です。鼻の入り口にある鼻毛は外から侵入しようとする花粉やホコリなどをブロックし、鼻腔粘膜では、線毛の上皮細胞と粘膜の分泌によってウイルスや細菌などにさらに小さな異物を取り除くことができます。
鼻から入ってきた空気は、鼻腔の中を通過する際に適切に温度調節・加湿され肺の負担を軽減することができます。
「鼻呼吸」とダイエット
鼻呼吸は体にたくさんの酸素を取り込み、脂肪が燃焼されるとともに、血流も良くなり内臓機能が活性化され、より多くのエネルギーが消費されるため基礎代謝が上がり痩せやすい体になります。
あなたは口呼吸になっていませんか?
セルフチェックしてみましょう。
以下の項目で1つでも当てはまれば、口呼吸になっている可能性があります。
□無意識のうちに口が半開きになっている
□口内炎ができやすい
□歯並びが悪い
□クチャクチャと音を立てて食べる
□唇がカサカサに乾燥する
□朝起きた時、のどが痛い
□唇を閉じると、顎の先にしわができて「梅干し」ができる
□片方の歯で嚙む癖がある
□早食い
□いびきをかく
呼吸の予防対策をして「鼻呼吸」をしましょう!
★正しい姿勢
背筋を伸ばして、鼻からしっかり呼吸してみましょう。
★舌を口蓋ひだに付ける
舌の先端は上の前歯のやや後ろの口蓋のひだに触れ舌全体が上顎に付いているのが正しい位置です。
★鼻呼吸を意識する
何かに集中しているときは、口呼吸になりがちです。
1日に何度も意識して、口が開いていないか、鼻で
呼吸ができているか確認しましょう。
★口の周りの筋肉を鍛える
①「あー」と口を大きく開く
②「いー」と口を大きく横に広げる
③「うー」と口を強く前に突き出す
④「べー」と舌を突き出して下に伸ばす。
①~④を、1日30セット目安に続けると舌力・口輪筋が鍛えられて口呼吸が鼻呼吸に改善してきます。