アンガーマネジメント
アンガー(怒りの感情)をマネジメント(上手に付き合う)ための心理教育
いつまで続くかわからないコロナ渦の生活で、不安やストレスがたまったり、健康のことが心配になったり、やる気が起きなかったりします。しかし、少しでも心穏やかに日々を過ごしたいですよね。不安や辛いことがいっぱいあると誰でもイライラしてしまいますが、怒りに任せた言動が、その後の人間関係や人生に大きな影響を与えてしまうことがあります。怒りを感じたとき、イライラをぶつけられたときどのように対処したらよいのでしょうか?
怒りを静める「6秒ルール」
怒りにすぐ反応せず、「1・・2・・3・・」カウントするだけで少し理性的になることができます。それでもだめなら「怒らなくても大丈夫」と心の中で繰り返す。
怒りがわいたら、その場から離れる
6秒ルールでも怒りが収まりそうになければ、その場から離れるのも効果的です。怒りの対象から気をそらすと冷静になることができます。
「〇〇すべき」という価値観を捨てる
「こうあるべき」「こうすべき」はあくまで個人の理想やこだわりで、すべての人に通用するものではありません。
性格、習慣、環境、価値観、その日の体調や心理状態が関係し、人によって異なります。
まず自分の中のこだわりの中で「許容できること」を少しずつ広げていき、譲れないことは、言葉で相手に伝えてみることが大切です。
考えることをやめる
「なんでこんなことになったんだろう」「悪いのは誰なのか」「どうすればうまくいくのか」考えることで怒りが膨らむこともあるので、一度、頭を真っ白にしてみてはどうでしょう。
怒りという感情をコントロールできないと、判断力を失い、DV、パワーハラスメント、児童虐待、危険運転など社会的な問題になりますが、悔しさや自分に対する怒りをモチベーションとして有効に利用し、成功することもできます。
怒りという強い感情に振り回されず、損することなくコントロールするアンガーマネジメントという教育が、会社や介護の現場で注目されています
「もう頭にきた!!」ってときは、キレてる自分の姿を想像して冷静になりましょう。穏やかに…