花粉症

私のスキー仲間に、花粉症の者(仮にA君とする)がいる。
日本気象協会の春の花粉予想を毎年気にしている。
今年は暖冬のため、試練が早まるとのこと。
『スギはアカン』と例年この時期に騒いでる。

A君は花粉症歴20年を越える。奥さんより付き合いが長い。
A君の奥さんに対する愚痴やのろけは毎回内容が変わる。
しかし、花粉症の内容は毎年変わり映えしない。
花粉症デビューしていない私には、仲間の苦しみにやや無頓着である。

『鼻においては、くしゃみ・鼻水・鼻づまり』
『目においては、かゆみ・涙・充血』
花粉症には、鼻と目に三段活用があるようだ。
それぞれの苦しみを毎年語ってくれる。

『もし花粉症になったら毎年キツイ。一生お付き合いせなあかん』
『お前もこちら側にこい。素人にはキツイぞ』
『マスクの中で鼻水が垂れて、バレへんようにと願ったことあるか』
『マスクは花粉症の人のためにある。俺が使うのが正しい』

・・・大変そうである。
多少偏ったことも言っているが、苦しいのは伝わる。
そういえば薬局にもマスクが売っている。
花粉症の人が少しでも楽になればと思う今日この頃です。