ウォーキング

最近、友人が息子と一緒にウォーキングをしているらしい。
私が『ランニングから逃げたな』と檄を飛ばすと、
『正しい歩き方、知らんやろ』と言ってきた。
一度友人宅で、彼のうんちくを聞いてみようか。

立った時、母指球、小指球、カカトの3点が床についているのがよいとのこと。
ちなみに母指球(ぼしきゅう)は親指のつけね、小指球(しょうしきゅう)は小指のつけね。
そういえば昔、スキースクールの仕事をしてる時、小指球のことを『こしきゅう』と言って、校長に怒られたことがある。
なるほど、この3点ですね。

母指球が浮いている人はガニ股、O脚とのこと。
小指球が浮いている人は内股、X脚とのこと。
この3点のトライアングルがきれいだと、バランスがよいとのこと。
短パンにTシャツの友人が、3パターンとも演技してくれる。


私も友人も、友人の息子もややガニ股気味。
歩くとき、母指球を踏むイメージがあるとよいとのこと。
母指球からカカトのラインを意識する。
部屋をグルグル回ってみる。

紅一点の友人の妻は、やや内股。
小指球を踏むイメージをする。
足を出して、カカトから小指球、母指球と踏むイメージ。
部屋をゆっくり歩き、一歩一歩確認している。

息子が『僕らは男チーム、ママは一人や』と言い出した。
そしたら友人の妻は、私と友人のスネを指さし、
『男チームと違う、毛むくじゃらチームや』と言った。
息子に『今のあんたのスネは、つるんつるん。将来はママみたいにつるんつるんか、おっさんチームみたいに毛むくじゃら、どっちがいい?』

息子は『毛むくじゃらは嫌や』といい、向こう側に・・・
男の友情を語るには、まだ若いのか。
それとも、本当の強者は誰なのかがわかるのか。
私と友人を背にして、向こう側に歩いていきました。