薬の神様

先週、妻と一緒に大阪・道修町に行ってきた。
少彦名神社、通称『神農さん』、薬の神様である。
毎年11月下旬の恒例行事だ。
年に一度、薬の神様と向き合っている。

昨年は阪神とオリックスのパレードがあった。
熱烈なファンが御堂筋に集結していた。
今年は大型イベントと重ならないので、神社への行列も短め。
20分待ちで、参拝できた。

参拝までの道に、OTCのディスプレイがある。
セイロガン、改源、龍角散、命の母・・・有名どころばかり。
ディスプレイの上に『安心安全の家庭薬』『セルフメディケーション』の文字。
そろそろ参拝、財布を用意して・・・

『花住坂のお客様が元気でありますように』
『スタッフに怪我や病気がありませんように』
『新しいお客様と会えますように』
『スタッフの家族も怪我や病気がありませんように』

・・・もっと願い事があるが、この辺でやめておこう。
右側のおじいさんも、左側のお姉さんも、手を合わせている。
前のおばあさん、願い事が多いのか、長時間手を合わせている。
このおばあさん、背中は曲がっているが、まっすぐ生きてきた気がする。

願いが多い人もそうでない人もいたが、神様はどう判断するだろうか。
病気平癒・家内安全・疫病退散などなど、効果はいかほどに。
笹を買い、お守りを握り、張り子の虎を見つめる。
来年も薬局にかかわる人が、よい一年でありますように。