禁煙アドバイザー育成講習会②
この度「全国禁煙アドバイザー育成講習会」に参加して感じた事を、報告させていただきたいと思います。
まずタバコの害として、胎児期の低栄養状態により成人病の発症リスクが高くなるということが、一番衝撃的でした。もちろん胎児が自分で喫煙をする訳がなく、妊婦さんやその周りの人達の喫煙が問題となるのです。我々が持っているイメージとしてタバコ=肺がんのようなものがありますが、その他の疾病の発症リスクの増加についても意識する必要がある事を学びました。
そして禁煙を勧める時の方法についても、良いお話が聞けました。
人間とは恐怖によって一時的にモチベーションが上がってもそれは長続きせず、ポジティブな動機があって初めて継続することができるということです。つまりタバコの害を強調して禁煙を始めるよりも、タバコを止める事でもたらされるメリットを伝えた方が禁煙の継続には効果的であるということです。
最近コミュニケーションについて考えさせられることが多いのですが、今回も同じことを伝えるのにもアプローチの仕方で変わってくるということを感じ、今後の自分の活動に活かしていきたいと思いました。
西高通り調剤薬局 本部武彦