●赤飯・小豆の力●

おめでたい日やお祝い事の時に食べる「赤飯」。
皆さんはなぜ「赤飯」をおめでたい日やお祝い事の時に食べるのか、その意味や由来をご存知ですか?
今回は赤飯についていろいろ調べてみました!「赤飯(せきはん)」は、一般的に小豆を入れてもち米を赤く色づけし、蒸したご飯のことです。
 
日本では古くから、赤い色は邪気を払う力があると考えられており、赤米を神様に供える風習があったそうです。
赤米は江戸時代になる前まで食べられていたそうですが、稲作技術が発達したことにより、味が良く収穫量も多いお米が作られるようになり、赤米は作られなくなっていきました。
しかし、赤いご飯を神様にお供えし食べる風習は根強く残っていたため、白いお米に小豆などで赤い色をつけた赤飯が広まったと考えられています。

また赤飯に混ぜるあずきにも嬉しい効果があります!

小豆には、良質のたんぱく質はもちろん、豊富なビタミン類(B1・B2)やカリウム、リン、鉄、食物繊維まで幅広く含まれています。
ビタミンB1・B2はビタミンB複合体と呼ばれ、体内で糖質(でんぷん)や脂肪を分解し、カロリーに換えるのに不可欠な栄養素で、これが不足すると体がだるくなったり無気力になったりします。ビタミンB1・B2に富む小豆は心身にとって元気の素といえます。
この他、小豆にはサポニンという独特の成分が含まれ、せきを鎮めたり、痰をとる作用、二日酔い、利尿作用によるむくみ防止、便秘、母乳の分泌増進などに効果があると言われています。
 
小豆に含まれる豊富な食物繊維は、食物の腸内滞留時間を短くしたり、インシュリンの分泌を正常化するなど、肥満や糖尿病、大腸ガンなどの予防に効果があるといわれています。
これまで食物繊維は、人間の消化酵素で分解できない食物中の成分であり、栄養の面ではあまり重視されていませんでした。と同時に、食生活の変化によって繊維質の摂取量は減ってきています。昭和26年当時と比較すると、約23%も減ったといわれています。現在では食物繊維に有効な働きがあることがわかり、その効用が注目されてきたのです。


お赤飯はお祝い事の時にしか食べてはいけないものではありません。
コンビニエンスストアやスーパーなどでも売っていますので、手軽に普段の食事に取り入れてもいいですね♪Mでした(*´ω`*)ノ