イチゴの魅力

スーパーなどの店頭には、色鮮やかなイチゴがたくさん並んでいますね。イチゴの本来の旬は春から初夏ですが、ハウス栽培が盛んになったので、12~2月の寒い時季でもあの甘酸っぱい味を楽しめる様になりました。

イチゴの魅力はもちろん美味しさだけではありません。実は栄養面でも、スグレモノなのです。

まず特筆すべきは、ビタミンCが豊富に含まれていることです。大粒のイチゴなら5~6粒、小ぶりなものでも10粒ほどで、1日に必要なビタミンCを摂取できます。ビタミンCには抗酸化作用があるので、この時季、特に気をつけたい風邪の予防に効果を発揮するだけでなく、老化や動脈硬化、がんの予防にも効果を期待できます。

ビタミンCは皮膚の新陳代謝を活発にするので、美しい肌を維持し、増進することも期待できます。赤血球をつくる働きがある葉酸も多く含まれているので、貧血の予防・改善にもおすすめです。美肌効果と合わせて、特に女性にとってはうれしい効果ですね。

イチゴの赤い色は、ポリフェノールの一種であるアントシアニンによるもので、これにも抗酸化作用があります。老化予防の
ほか、肝機能を強化したり、目の疲れを回復させたりする効果が期待できます。

「ツブツブはっきりイチゴ」がおすすめ!
イチゴは、ツブツブがはっきりしていて、ヘタが濃い緑色で、みずみずしいものがおすすめです。
あまり日持ちしないため、購入後1~2日以内で食べきったほうがよいでしょう。ただし、冷凍しても栄養価はほとんど変わらないため、冷凍保存することも可能です。

イチゴは人気が高いこともあって、近年、多くの品種が出回っています。日本一の生産量を誇る「とちおとめ」をはじめ、「あまおう」「さちのか」「さがほのか」「章姫(あきひめ)」「紅(べに)ほっぺ」「スカイベリー」など、いろいろなイチゴを食べ比べてみるのも楽しそうです。

おいしいイチゴを食べて、寒い冬を健康に乗り切りたいですね!