最近、遅ればせながらある有名な歌を教えてもらいました。
流行っていた当時はあまり聞く気にならなかった曲だったのですが、改めて聞いたらすごくいい曲で、すっかりはまってしまいました(こうやって流行に乗り遅れることが私は多々あります。。。マイブームになる頃には世間はすっかりブームが去っていたり、、、とか)

歌詞の中に「愛はきっと奪うでも与えるでもなくて、気がつけばそこにあるもの」というのがあります(すごく有名な曲なので、ピンとくる人は誰の何と言う曲がすぐに分かりますよね!)。基本は恋愛の歌なので受け止め方はいろいろだと思うのですが、何度も聞いていたら、最近ふと気がついたのが、愛を与える事の難しさ。

患者さんとお話させてもらっている時に、つい自分の価値観を押し付けてしまうことがあります。元気になって欲しいと思ってかける言葉なのですが、患者さんにとっては、かけてもらって嬉しい言葉であるかどうかは、すごく微妙なんです。言ってしまって、後から「しまった」と思う事がほんとによくあります。薬剤師の皆さんも苦労されているらしく、薬局でのコミュニケーション向上のための著書が、本屋さんにいくとたくさん並んでいたりします。

患者さんに笑顔で帰ってもらいたい。その想いは変わることはないのですが、想いが押しつけになってはいけないんだなと思いました。患者さんがちょっとだけ、心が軽くなってくれるくらいの「気がつけばそこにある」想いやりある言葉掛けを心がけたいと思います。