11月の本「絶滅危惧職、講談師を生きる」

今月、何読もう。
「講談」と言ってもピンと来る人は少ないかもしれません。知ってはいても直接聞いたことのある人はさらに少ないのではないでしょうか。かつては落語を凌ぐ人気を誇った講談。本の題名の通り、演者自体が絶滅の危機に瀕しているとも言われかねない講談。天才講談師と呼ばれ、講談人気を牽引する著者の六代目伯山が自らを語ります。巧みな話術で客を釘付けにする伯山の姿が書籍で楽しめます。
著:神田伯山・杉江松恋
発行:新潮社