今や4人に1人は花粉症。

スギやヒノキなどの花粉によってくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー症状が出ます。
これって風邪?もしかして花粉症?
花粉症の症状は、風邪の症状に似ています。そのため、花粉症であるにもかかわらず、風邪だと思い込んで、症状を悪化させてしまうケースも。花粉症に特有な症状を知り、おかしいなと思ったら、早めに医師に診てもらい、症状の軽いうちに治療しましょう。

くしゃみ
立て続けに何回も出る。風邪では、あまり立て続けには出ない。

鼻水
透明でさらさらしている。
風邪では、初めはさらさらでも、数日で黄色くなってネバネバしてくる。

鼻づまり
両方の鼻がつまり、鼻で息ができないこともある。風邪では、比較的症状は軽い。

目のかゆみ
目がとてもかゆく、涙が出ることもある。風邪では、目のかゆみはほとんどない。

スギやヒノキに注意して!
花粉症の原因植物には樹木と草本があり、日本では約60種類もあるとされています。
主なものとしては、スギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、シラカンバ、ハンノキなどがあります。
1月下旬には飛び始めます
一般的に、スギ花粉は、九州や関東では1月下旬から、関西では2月上旬から飛び始めます*。花粉が飛び始める2 週間くらい前から治療を開始(初期療法と言います)することが最も効果的とされています。そのため、1月中旬までには、医師に相談して、あなたの生活スタイルに合った花粉症対策を始めることが重要です。
あなたの症状も初期療法で軽くしましょう
花粉症の症状が出る前から、お薬による花粉症の初期療法を始めていると、症状の発症を遅らせ、飛散シーズン中の症状をやわらげることができます。また、初期療法は早期に症状を改善させることもでき、結果として、処方される全体のお薬の量を減らすこともできます。

生活上の注意点
花粉の飛散シーズン中には、花粉症の症状悪化を防ぐため、注意してできるだけ花粉に接触しないよう工夫しましょう。また症状が出る前から、治療を始めることが大切です。
外出時の注意点
• マスクやメガネ、スカーフなどを着用し、花粉の目や鼻への侵入を防ぎましょう
• 花粉の付着しやすいウールなどの衣類の着用は避けましょう
• 晴れた日、風の強い日などは、花粉が飛びやすいため、外出は控えましょう
帰宅時の注意点
• 玄関に入る前に、衣類に付着した花粉を払い落としましょう
• 手洗いや洗顔、うがいを行い、花粉を洗い流しましょう
室内での注意点等
• 外に干していた洗濯物などは、付着した花粉を払い落としてから取り込みましょう
• 花粉の飛散量の多い日には、花粉の侵入を防ぐため、ドアや窓は閉めておきましょう
• こまめに室内を掃除しましょう
• 睡眠を十分にとって、体調を万全にしましょう
• ストレスはためないように心がけましょう
• 喫煙や飲酒などは控えましょう