「アロマセミナーin松山」に参加して

松山で開催されたAEAJ(日本アロマ環境協会)主催のセミナーに参加して来ました。
会場は100人近くの受講者でにぎわい、これから始まる大好きなアロマのセミナーに胸ときめかせていました。

セミナーの前には、先着順で地元のインストラクターの方々によるハンドトリートメントが施されました。私も運よく受けることができ、インストラクターの方の優しい手の動きと
ラベンダーの香りに包まれ、うっとりと癒されました。

セミナーの前半はハーブスペシャリストによるバラを中心としたハーブのことが語られました。
精油の元となるハーブ(植物)の、五感に働きかける魅力を実感することによって、自身のアロマテラピーの世界観を深める目的があるようです。
中でもハーブティーブレンドの基本は興味深く、まず出来上がりのイメージ(香り、風味、色合い)を決めた上で、Keyハーブとサポートハーブを選定し、試飲して味を整えながら再試作していくそうです。講師の方がブレンドして下さったハーブティーは、バラの香りの優しい味でした。それと一緒に手作り無農薬のバラジャムの試食もあり優雅な気分を味わえました。

後半はいよいよ、オリジナルな香りを作る(調香)の体験です。講師は某有名化粧品会社の香りの研究開発を手掛けられている方でした。調香を体験する前に、アロマの歴史や香料の分類と天然香料の主な採油法などアロマの基本的なことが語られました。
その後、調香のキーポイントやプロセスをレクチャーしていただき、各々自分のテーマを考え、そのイメージにふさわしい香りを最高6種類まで選びました。私はテーマに「懐かしい故郷のかおり」と決め、ノスタルジックな香りを探しました。故郷愛媛のイメージにピッタリのオレンジ・スイートを基本にレモン、イランイラン、ローズ、シダーウッド、ジャスミンを合わせてみました。なかなかイメージ通りとはいきませんでしたが、深みのある大人の香りに仕上がりました。

今回のセミナーで感じたことは、ハーブもアロマも人間本来の五感に働きかけるものであるということです。日常に追われ、我を忘れがちな心や体を自然な状態へと導いてくれたり、いろんな香りでイメージを膨らませることで、生活に彩りを与えてくれるものだと思いました。
今回の調香の体験を生かして、イメージ通りの香りを作ってみようとワクワクしています。