はしか

はしかとは
はしか(麻疹)にかかっている人から、咳やくしゃみによって麻疹ウイルスが飛び散り、それを吸い込んだり、手肌に触れることで感染します。感染してから発症するまでは10~12日くらいです。
はじめの2~3日は38℃前後の発熱、咳、くしゃみ、鼻水などの風邪に似た症状があらわれ、目やにや目の充血をともなうこともあります。そのうち口の中の粘膜に小さな白いぶつぶつがみられます。
いったん熱が下がりますが、すぐに耳の後ろから赤い発疹が現れるとともに、39℃以上の発熱が数日続きます。発疹はその後、顔面、からだ、手足に広がって全身の発疹となり、数日後、色素沈着を残して回復に向かいます。
肺炎や中耳炎など
症状
を合併しやすく、患者1000人1人の割合で脳炎が発症すると言われています。


予防
感染力が強く、手洗い、マスクのみでは予防できません。ワクチンを接種して発症そのものを予防することが最も重要です。
日本ではMR(麻疹・風疹混合)ワクチンが広く使用され、定期接種として1歳児と小学校入学前1年間の幼児を対象とした2回接種を行っています。