冬の乾燥対策してますか?

日本の冬は、冬型高気圧や季節風の影響でどうしても乾燥しやすくなります。
また、冬は暖房の使用で空気を温めることにより、更に乾燥が進みます。

空気が乾燥すると、私達の体はいろいろな影響を受けます。
特に鼻やのどが乾燥することにより風邪にかかりやすくなります。
風邪のウイルスは200種類以上あると言われますが、冬場の低温乾燥の環境で空気中の
飛散量が増えます。また、空気の乾燥により、鼻やのどの粘膜が炎症を起こしやすくなり、
ウイルスを防御する力が衰えてきます。そんな要素が重なり、冬には風邪を引きやすく
なるのです。

風邪対策としては
 ・外出時のマスク、帰ってのうがい・手洗いを心掛ける。
 ・体を冷やさないように、重ね着で工夫する。
 ・首元、手足首を保温する。
 ・できるだけ人混みを避ける。
 ・水分補給を心掛ける。
 ・口呼吸の人は、鼻呼吸を意識して行うようにする。
 ・免疫力を落とさないように、普段から栄養のバランスに気を付ける。
 ・室内の加湿を心掛ける。
などがあります。

また、乾燥は肌への影響も大きく、様々なトラブルを招きます。
本来、皮膚の表面は、皮脂と汗が混じり合って皮脂膜を作ることにより、表皮を保護して
います。しかし、冬の寒気が肌の血行や新陳代謝を悪くして、皮脂や汗が出にくくなり
冷えて乾燥した風が肌の水分を奪うため、肌の水分不足で肌荒れを起こすのです。
肌の乾燥を少しでも防ぐ対策をおススメします。

対策としては
 ・暖房は必要最低限にとどめ、室内の加湿をする。
 ・熱いお湯の入浴は避ける。
 ・タオルでのこすり過ぎに気を付ける。
 ・入浴後は、保湿剤を塗る。
 ・下着や寝間着には、できるだけ綿製品を選ぶ。
など、ちょっとした工夫で乾燥を防ぐことが出来ます。

また、2月頃から早い人は花粉症の症状が現れますが、早めに花粉症対策を心掛けることで
症状を少しでも楽にすることが出来ます。

このように、冬の乾燥は私達にとってマイナスの要素が多いのですが、いろいろな対策を
取り入れて、元気で快適に寒い冬を乗り切りましょう。