お薬手帳…。
先日Yahoo!ニュースに掲載されていましたね。
「お薬手帳を断ると20円安くなる裏ワザ」
結論からいくとこれは正しい解釈です。
今年の4月に調剤報酬の法改定があり、それまで40点であった調剤基本料が、
41点(お薬手帳不要の場合は34点)
ということに変わりました。
1点10円で、41点と34点の差が7点で70円。この3割負担が20円と換算されるというところから生じた、今回のこの「裏ワザ」。
ちなみに、改定後に1点上がったのは消費増税に関連するものです。
いろいろな意見はあるでしょうが、私個人的には自己負担20円にしては有用な手帳だと思っているのですが…。
お薬の履歴になるのはもちろん、
何かの際に緊急で主治医以外のお医者さんに診てもらったり、かかりつけ以外の薬局に入った時には、だいたい「現在、他にお使いのお薬ありますか」と聞かれますよね。
もし全て覚えていて、「私○○という薬飲んでいます」と言えたとしても、初対面のそのお医者さんや看護師さんや薬剤師は少なからず
「それ本当かな?」
と思うと思います。
そういう時に、お薬手帳のような客観的な情報があると、患者さんはもとより医療提供側もとても安心です。
どこの薬局でも、より安全にお薬使っていただきたくて
「お薬手帳お持ちですか?」
と聞くかと思いますが、20円稼ぎに来たなと疎ましがらないでくださいね。
じつは私もちゃんとお薬手帳付けてあります。