TPPに参加すると医療はどうなるの?

今日はぽかぽか、暖かい陽気ですね。
むぎのほ薬局はいつも通り、元気に営業中です。

こんなに暖かいと春はもうすぐそこかな…?
なんて思っていたら
お昼のテレビでは『今週末は30年ぶりの大寒波』と
恐ろしいことを言っていました∑(゚□゚;)ガーン

皆様、お出かけの際は暖かくしてお出かけください。

さて。
同じく見ていたテレビでは
『TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加について』
農業やガソリンはどうなる?なんて特集をやっていました。

あまりテレビでは取り上げられませんが
TPPに参加すると医療の現場はどのように変わるのでしょう。

これについては
JAがYouTubeにアップしている動画↓
http://youtu.be/B9mH6XrgHRA
でわかりやすく解説してくれていますが

現在、日本では『国民皆保険』という制度があります。

保険診療であれば診療報酬や薬価も
国に決められていますので
誰が治療を受けてもお値段は変わりません。

また、日本では、医療法第7条によって
『営利目的の病院や診療所の開設は法律で制限する』
と決められておりますので

誰でも同じ値段で同じ医療の提供を受けることができるのです。

最近の話で言うと
天皇陛下の心臓の手術を担当した
順天堂大学医学部心臓血管外科の天野教授や
麻木久仁子さんの手術を担当した
国立がん研究センター中央病院の木下貴之医師が

「一般の方と同じ治療を致しました」
とインタビューで答えていたのが記憶に新しいところ。



ところが。

TPP参加によって
他国の営利企業の製薬会社や保険会社などが
日本の医療現場に参加するようになってくると

このバランスが実質的に崩れてしまい

儲からない薬の開発や使用を避け
世の中には自費診療で使うための
高額な薬や診療が増えて来ます。

つまり、裕福な人々は充分な医療を受けることができますが
一般の人々は病院にすら行けない…

というような医療格差が出てくるのです!

これに備えて、
国民は新たな健康保険に加入せざるを得なくなります。
4人家族では年間およそ30万から200万ほどにるでしょう。
高齢者はとても高額、もしくは加入すらできないかも…

これによって国民資産700兆円が吹っ飛んでしまうとか。
ガ━━Σ(゚Д゚|||)━━ン!!

一説によると
『完璧な医療保険に入ろうと思ったら
ビル・ゲイツぐらいの収入がないとダメ』なんて話も。

内閣府は
日本がTPPに参加するとGDPが2.4~3.2兆円増える
なんてのんきな考えのようですが

実際
わたしたち国民のお財布事情はどうなっていくのでしょうか…