夏の冷え症にご用心

冷房が効きすぎて寒い、手足が冷える、
しびれるなどの症状で悩んでいませんか？
冷房の効いている室内では、ひざ掛けや羽織るものが
手放せない方も多いと思います。
人間の体は、夏の暑い時期、汗をかくことで
体温を調節したり、体内の老廃物を排出しています。
ところが、冷房の効いた部屋にいることが多いと、
汗をかく機会が失われ、体内に老廃物が溜まり、
血流が滞って手足などが冷えてきます。
これが夏の冷え性です。

夏の冷え性は、「冷たい、痛い、しびれる」といった症状のほかにも、
腹痛・生理痛・肩や腰の痛み・集中力の欠如・頭痛なども引き起こします。
さらに、冷たい飲み物や食べ物を摂ることで内臓まで冷えると、
「頭が重い」「体がだるい」などの夏バテ症状も現れます。
医学的には「冷え性」という病名はありませんが、
冷えの症状が自律神経のバランスまで崩してしまうこともあります。
最近では、男性にも増えているといわれる冷え症。
放っておくと慢性化して「年中体が冷えて調子が悪い」
ということになりかねません。
早めに対処して、快適に夏を乗り切りましょう。

冷え症を改善するためには、
　　　血流をよくする
　　　造血機能を高める
　　　腎臓機能を高める
　　　自律神経のバランスを整える
　　　ホルモンのバランスを整える
ことが大切です。
これらの機能を高めるためには、入浴や運動、呼吸法などが有効です。
一番身近で、直接体を作る材料となるのは食べ物です。
体を温める食べ物を意識して摂るように心がけましょう。
ちなみに生姜は体を温める代表的な食材です。
どんなメニューとも相性が良く、しかも風味が良いので、
積極的に取り入れることをおススメします。
いろいろな工夫をして、夏の冷えを改善しましょう。