日焼け(日焼け止め)について
夏になり日差しが強くなると心配なのが日焼け。
今回は日焼けの仕組みと日焼け止めについて紹介したいと思います。
●日焼けに関係する紫外線の種類●
日焼けは日光等に含まれる紫外線に当たることで起きます。 紫外線は波長10
~400ナノメートルの不可視光線の電磁波です。この紫外線のうち日焼けに関係
するのは近紫外線である、UVA波とUVB波となります。
UVA波は主に肌を黒くさせる(メラニンの生成が起こる)紫外線、
UVB波は肌を赤くさせる(肌の炎症が起こる)紫外線とされています。
●SPFやPAなどの指標について●
<SPF>
Sun Protection Factorの略で主にUVB波を遮断する効果を表す指標です。
塗り立ての状態で塗っていない場合と比べて何倍の紫外線まで耐えられるか
(肌が赤くならないか)という測定がされ、
ほぼ世界標準といっていい指標になっています。
例:SPF10の場合、通常30分で肌が赤くなる人が10倍の紫外線量で30分間
(SPF10×30分=300分)肌が赤くならないという意味
しかし、基本的に日焼け止めは塗ってから時間がたつと効果が弱まってくる
為、時間換算で効果を推定するのは実際の耐久性とかけ離れているかも
しれません。
日本ではSPFの測定は視認であることから、SPF50以上の優位な効果の差は
小さいとされています。その為SPF50以上の効果が認められる場合は
SPF50+と表記され、事実上の最高ランクといわれています。
<PA>
Protection grade of UVAの略で、名前の通りUVA波を遮断する効果を
指標です。すぐに肌が黒くなるのをどれだけ防げるかを示したものです。
PA+、PA++、PA+++、PA++++の4段階で表示され、
「+」が多いほど効果が高いとされています。
日本の日焼け止めではSPFとPAの両方が表記されていることが多いようです。
基本的にはSPF5値やPA値の高いものの方が日焼け防止効果は高いですが、
その分肌への負担も高まります。日常生活でどうしても日光に
当たらざるを得ない場合でも日焼け止め剤だけを頼りにするのではなく、
サンバイザーやアームカバー、日傘などを併用し、なるべくSPF値やPA値が
低いものを使用すると肌への負担が減りますよ(^^)
また、汗をかいたりして落ちることや時間の経過とともに効果が薄まってくる
ので、定期的に塗り直しすることをおすすめします。
用法・用量をしっかり守って自分に合った日焼け止め剤を
選んでみてください♪
参考:pecodrive