夏に流行る感染症

この夏、皆さんは元気に過ごされましたか?
とかく夏は、暑さから食欲不振になったり、夏休みで生活習慣が乱れ、また栄養バランスが欠けた食事や夜更かしが続いて、なにかと体調を崩しがちです。
     
そんな私たちを狙っているのが感染症です。
感染症とは、ウイルスや細菌、真菌、微生物などが皮膚や粘膜などから体内に侵入して
増殖し、さまざまな症状を起こす病気のことです。

夏場に流行る感染症といえば食中毒が代表的ですが、他にも子供を中心に流行る手足口病プール熱、へルパンギーナなど、ウイルスが原因の感染症があります。
夏のウイルス性感染症の発症時期は5月から8月といわれ、主な症状は胃腸が不調になり
体全体の免疫力が落ちるため、長引くことが多いようです。

楽しいはずの夏を元気に過ごすためにも、感染症にかからないようにしたいですね。
そのためには、日頃からの予防が不可欠になります。

感染予防のポイントとしては(特に子供さん)
・こまめな手洗いを習慣づけましょう
・症状がおさまった後も2~4週間、便などにウイルスが排泄されます
 普段からトイレの後はもちろん、おむつ交換後の手洗いを徹底しましょう
・幼稚園、保育園などの集団生活では、タオルの共用を避けましょう
・お子さんが理解できる範囲で、咳エチケットを心がけさせましょう
・プールの後は、念入りのシャワーと目を洗うようにしましょう

*咳エチケット
1 咳が続くときはマスクをつける
2 咳やくしゃみの際にはティッシュなどで口や鼻を押さえる
3 咳やくしゃみが他の人に直接かからないようにする

以上のようなことに気を付けることで、感染症のリスクが減らされると思います。
また、日頃から、規則正しい生活、栄養バランスが整った食事や十分な睡眠をとることが
いちばんの感染症予防になるのではないでしょうか。