腸内フローラを整えよう!

腸内フローラを整えよう!

最近話題になっている腸内フローラについて調べてみました。


そもそも、なぜ腸内フローラを整えると良いのか

 人は食べ物の栄養素を腸から吸収し、血液を通して体中に巡らせています。しかし吸収するのは栄養素だけではありません。毒素や病原菌なども吸収してしまいます。そのため腸には多くの免疫細胞が存在しており、栄養素と一緒に血液内に入ろうとする毒素等を免疫細胞が未然に防いでくれます。その免疫細胞が活動しやすい環境を整えると自然と免疫力が上がる、というわけです。なので、腸内フローラを整えると免疫力が高まり、様々な効果を及ぼすということです。

 また病気などのほかに、コレステロールや血糖値の上昇を抑えてくれるので生活習慣病の改善にも役立ちます。
アレルギー症状の改善や花粉症の改善効果も期待されています。


理想的な腸内フローラ環境とは


 善玉菌2割、悪玉菌1割、日和見菌7割のバランスが良いです。
年齢や食生活などでバランスが崩れると、便秘や下痢などの症状が出てきます。


腸内フローラを整えるためには3つの考え方がある!(光英科学研究所HPより)


その3つの考え方とは

①バイオジェニックス…腸内フローラを介さず身体に直接働きかける。腸内フローラのバランスが正常になるように働きかける。(乳酸菌生産物質、生理活性ペプチド、植物性ポリフェノール、カロチノイド、DHA、ビタミンなど)

②プロバイオティクス…あくまでも生きた菌として腸内フローラのバランスを改善して体調調節を行う。但し体外より摂取した生きた菌は腸内にて発育・定着することは困難(多種類の菌を多量に毎日摂ることが必要)。(植物由来の乳酸菌(醸造乳酸菌)から作られたぬか漬け、味噌、キムチ、納豆菌から作られる納豆などの発酵食品、ビフィズス菌、乳酸菌、酪酸菌などの生きた菌を含んだサプリメント)

③プレバイオティクス…腸内善玉菌の増殖を促し腸内フローラのバランスを整える。菌の餌になるものを摂取する。 (サトウキビ、たまねぎ、キャベツ、ごぼう、アスパラガス、蜂蜜、バナナ、牛乳、ヨーグルト、ジャガイモ、ブドウ、きなこ、にんにく、トウモロコシなど(※ただし食品に含まれるオリゴ糖は少量)、オリゴ糖やデキストリンなどのサプリメント)



バイオジェニックスで直接働きかけるものとは → パイエル板

 腸には体全体の免疫の60~70%が集まっています。パイエル板とは、回腸(小腸の下部)に約20~30個存在している免疫機能を司る総合司令所です。腸管免疫の中でパイエル板はもっとも重要な器官で、腸内に有害な異物が侵入してくると、パイエル板は異物の情報を集めて分析し、T細胞、B細胞などの白血球に、異物への攻撃・排除を命令します。命令を受けた白血球は、異物への攻撃を開始します。これらの免疫機能が24時間休む事なく監視してくれる事で、私達の健康は守られているのです。(コグセレクトサプリメントHP)

 パイエル板の機能は腸内環境と関わりがあるので、パイエル板がいつでも元気に働けるように、私達は意識して善玉菌優位の腸内環境を作る必要があるのです。このパイエル板に直接作用して元気にして免疫を高める方法がバイオジェニックスです。バイオジェニックスで必要な乳酸菌生産物質は加熱しても失われないので死菌でもよいです。生きた菌を摂取する必要はありません。



 以上が腸内フローラを整える3つの方法です。
腸内フローラを整えることで体調はもちろんのこと、気分まですっきりした!という方もいらっしゃるので、ぜひこの機会に腸環境を見直してみませんか?