H.29.1/10、1/12吉備小学校薬物乱用防止教室

 1/10、1/12、6年生をそれぞれ3クラス、2クラスに分けて「薬物乱用防止教室」を実施いたしました。
 昨年8月の学校薬剤師セミナーの際、講師の岡山ダルク代表千坂先生より「薬物のサンプルを子供たちに見せて、身近なものに感じさせるのは問題がある」とのご指導がありましたので、薬物の写真を見せてよいかどうか迷うところでしたが、養護教諭から「外見上どんなものか、ある程度は知識を持っていた方が良い」とのご意見を戴きましたので、スライドの中にいくつかを盛り込みました。
 薬物乱用しない意志を生徒自身の言葉で表現していただくため、感想文の中に「決意の言葉」を入れていただくように学校に依頼しています。
 また、1/12の薬物乱用防止教室を岡山市立陵南小学校の養護教諭が見学に来られました。陵南小学校では、まだ学校薬剤師による薬物乱用防止教室は行われていない、とのことです。
 今回も、事務の槌田さんが手伝ってくださいました。槌田さんの感想文をぜひご参照ください。

             学校薬剤師チーム 一宮店 北村正人


薬物乱用教室に同行して
                       一宮店  槌田

 初めに「覚せい剤」、「危険ドラッグ」、「危険(脱法)ハーブ」などの言葉を知っているか挙手制で質問してみると、ニュースの影響かほぼ全員が言葉を知っていました。薬物は子供たちにとっても言葉としては身近なものになっています。
 今回の6年生は春から中学校に上がり、いままでよりもっと広範囲の人間と関わることになると思います。親や先生たちの手の届かないところへ行き、またスマホ一つで簡単に薬物を手に入れることができます。いざ誘われた時に断ることができるのか、だれか相談することができるのか。普段からの呼びかけと薬に対する知識が身を守ることができます。その時に思い出すことができる教室であるべきだと思います。今回同行させていただいて、子供の時からの教育が大切だと改めて思いました。