感染性胃腸炎が流行っています!!

ノロウイルス感染症は激しい嘔吐と下痢を伴う、おなかの風邪といわれています。今年もノロウイルスを主原因とする感染性胃腸炎の患者が急増しています。

- 家庭における注意点 -
最初の発端は家庭内での感染による場合が多いです。子どもや高齢者には簡単に感染して発病します。家庭内での注意が大切です。
■ 最も重要な予防方法は手洗いです。帰宅時、食事前には、流水・石けんで手洗いを行うようにしてください。調理や配膳前にも充分に流水・石けんで手を洗ってからおこなってください。
■ 貝類はノロウイルス感染の原因となることがあるので、感染しやすい高齢者や乳幼児は避ける方が無難。よく加熱してください。

- 消毒 -
■ ノロウイルスは塩素系消毒薬や熱湯(85℃以上)に感受性がありますが、アルコールや逆性石鹸には抵抗性です。衣服や物品、おう吐物を洗い流した場所の消毒は次亜塩素酸系消毒剤([商品名:ピューラックス、ミルトンなど]濃度は0.02%以上)、や家庭用漂白剤([商品名:ハイター、ブリーチなど]は約200倍程度に薄めて)を使用してください。なお、ひどい汚れの場合はその5倍濃い濃度で消毒
■ わずかな量のノロウイルスが体の中に入っただけで、容易に感染するので、患者のおう吐物・便のついた衣類等はそのまま洗濯機には入れないように(洗濯機が汚染)。上記、塩素系漂白剤につけた後洗ってください。手袋、マスク、できれば保護眼鏡をかけて行なって下さい。
■ 塩素系消毒薬は色落ちします。衣類等で色落ちしたくない時は熱湯(85℃以上)に1分間以上浸けてください。また、絨毯等では、汚物を除去後、直接スチームアイロンをかけてください
■ 貝類の内臓を残して調理した際は、まな板や包丁はすぐに熱湯または塩素系消毒薬(金属類はだめです)で消毒すること。


次亜塩素酸系消毒剤で手指等の体を消毒しないで下さい!

(出典:感染症情報センターより)