一足お先に『菖蒲湯』♪
こんにちは、おぐりす薬局 嫁です。
来る5月5日は端午の節句。別名、菖蒲の節句。
それにちなんで薬局のお客さまが「菖蒲(ショウブ)」を分けてくれました。
私は女2人姉妹なので、ひな祭りはしても、5月5日は特に何もしてきませんでした。
もうイイ年した大人ですが、人生で初めて「菖蒲湯」に挑戦!
(一足早いですが…笑)
見た目はネギ風呂…(* ̄∇ ̄*)
でも一体なぜ、端午の節句に「菖蒲湯」?
端午の節句はもともとは厄払いをする日。
菖蒲は、独特の強い良い香りがあり、それが邪気を祓うとされ、古代より菖蒲を軒にさしたり、湯に入れたりして無病息災を祈ってきたようです。
やがて武家社会になると、「菖蒲(ショウブ)」=「勝負」、「尚武(武道・武勇を重んじること)に通じることや、葉っぱが剣の形に似ていることから、武を尊ぶ方向へ。
武家の子の立身出世への願いから、現在はこどもの無病息災への祈りへと変化したようです。
いずれの時代も端午の節句に菖蒲を用いて健康を祈ってきました。
私たち夫婦も健康を願いながらお風呂に浸かりました(^^)
ところでこの「菖蒲(ショウブ)」。
よく調べると実は、サトイモ科!
花菖蒲(ハナショウブ)や、アヤメなどアヤメ科植物とは全く別物…
菖蒲湯をする時には注意、とのこと。
図鑑で見ると、菖蒲(ショウブ)は地味な黄色い棒のような花。
花菖蒲やアヤメは紫色の綺麗な花…
あれ?
私がお風呂に入れたヤツには、紫の綺麗な花のつぼみがついていた…?!
なんと、私たちが入ったお風呂は「ショウブ湯」ではなく「アヤメ湯」だったのでした!!
どおりで香りがしなかったわけだ…( ̄_ ̄)
でも、気分だけは味わえました♪
皆さまも、菖蒲湯をする際にはお気をつけて…
健康ネタ★----------------------------------------------------------
「菖蒲湯」は単なる行事ではなく、ちゃんと健康への効能もあります。
菖蒲に含まれる「精油成分(植物に含まれる芳香成分)」には、血行促進の働きがあるほか、鎮痛作用もあり、腰痛や神経痛などもやわらげるといわれています。
精油の香りそのものも良い香りで、アロマテラピーのようなリラックス効果もあります。
精油成分は菖蒲の葉よりも根のほうに多く含まれます。
葉だけの場合でも、お風呂に菖蒲を入れた状態で最初熱めにお湯を沸かし、適温に冷ましてから入ると香がたちやすく、十分楽しめます(^^)
スーパー等では、端午の節句の菖蒲湯用に、菖蒲と合わせて「ヨモギ」がセットになっていることがあります。
ヨモギ湯にも血行促進や神経痛を和らげる効果があります。
ただ、妊婦さんは要注意!
陣痛促進作用があるため、妊婦さんはヨモギ湯は避けてくださいね。
年中行事も上手に活用して健康にご活用くださいませ(^^)♪
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