認知症サポーター養成講座に参加して

こんにちは、おぐりす薬局嫁です。

以前、当店に来られたお客様が
「同じマンションに認知症の方がいるけど、どういう対応がいいのかよくわからない。
 関わり方が難しい」
とおっしゃっていました。

ひとつの答えは、「さりげなく、自然に接する」。
それが認知症の方への1番の援助になるのだそうです。

実は、私自身、認知症の方と接したことはほとんどなく、認知症についてもっと
知りたいと思っていたため、大阪で“認知症サポーター養成講座”を受けてきました。

そこで特に印象的だったのは、
「認知症の方の”近所の方の協力”が認知症の方の暮らしを支えるのにとても重要だ」ということ。

家族に認知症の方がいなくても、近所に住んでいる人が認知症だとだというケースは、
結構あり得る話ではないでしょうか。

実際に認知症の方に接する場合、基本の姿勢は、
①驚かせない(後ろから急に声をかけない。前から、優しく笑顔で)
②急がせない(ゆっくり話を聞き、ゆっくりはっきり話す)
③自尊心を傷つけない(叱らない:本人は叱られる理由がわからないから)

認知症の方は、記憶力(忘れる)や判断能力の衰え(理解できない、段取りがわからなくなる、道に迷う等)など、
認知症に伴う機能低下の特徴があり、日常生活で困ってしまうことが多々あります。
「なにか、お手伝いしましょうか?」
「どうなさいましたか?」
など、「日常的に、さりげない言葉がけをこころがける」ことが、認知症の方を助け、
事故やトラブルを防ぐことに役立つのだそうです。

会話の時のポイントは、
「長い文章ではなく、単純なひとことメッセージで会話する」こと。
小さい子に、ゆっくりはっきり、優しく話しかけるのと似ているのかなと思います。

最後に。
認知症の方は、記憶や言語、行動力等に障害が起きていても、“五感や感情は豊かに生きている”。
100%病気なのではなく、「健康な部分」もある、特に「心で感じる」部分が。
それを、しっかり私達は心にとめておく必要があると感じました。

認知症の方は、実は本人も、薄々自分自身の変化に気づいていて、つらい…のですよね。
そんな認知症の方が、少しでも安心して、普段通りの普通の生活をしていけますように。
地域のひとりとして、やれることを、やっていきたいです。

*写真のオレンジリングは、認知症サポーターの目印です。

★*気軽に健康の相談ができる薬局*★
========================
おぐりす薬局(MOMOテラス前)
京都市伏見区桃山町山ノ下25-15
TEL:075-622-2769
FAX:075-622-4495
全国の病院の処方せんも受け付けています
========================