ハーブって...?
こんにちは。
桜もだいぶ咲き始め今週末には満開になりそうですね。
はじめまして、きはら薬局の井上です。
お花見でずっと上を向きながら歩く機会も多いと思いますが、ちょっと下を向いてみると雑草もたくさん生えてきています。
『ハーブ』はもともと雑草です。よく見るとたくさん体によさそうなハーブが植わっていますよ。
今回はその『ハーブ』についてお話したいと思います。
『ハーブ』と聞くとバジルやローズマリーなどの西洋ハーブを想像する方も多いと思いますが、イチョウの葉や朝鮮人参、葛根なども広義の意味での『ハーブ(薬草)』です。最近人気のアロマセラピーやハーブティーなどに加え、葛根の様に処方薬(葛根湯)として、もしくは、サプリメント、食事のスパイスなどにもハーブは使用され、私達の生活の中に溶け込んでいます。
ハーブから抽出した精油を使用するのが『アロマセラピー』です。使い方は様々で、火で焚いて臭いを楽しむ方も多いと思いますが、ただティッシュに精油を染みこまし、その匂いを嗅いで深呼吸をしリラックスしたり、枕元に置いて安眠を促したりもできます。また、お風呂に数滴たらして更なるリラックスを楽しんだり、バスソルトに混ぜて発汗を促したり、また虫よけスプレーとして精製水と無水エタノールに混ぜたり、様々な用途で使用できます。また”臭いを嗅ぐ=深呼吸をする”という行為は副交感神経を刺激させ体をリラックスさせたり、消化器の動きを良くさせたりする効果もあると考えられています。
ハーブをそのまま使用するときは、ハーブティーにして飲んだり、お肉と一緒にローストしたりできます。ハーブティーの味は初めは慣れないので草の味を強く感じるかもしれませんが、ローズヒップなどを加えると独特の酸味が増してとてもおいしく頂けます。
食べるハーブでよく使用されるローズマリーは『記憶』に関わるハーブとして有名です。”フォギー”と言って頭に霧がかかったような症状を晴らしてくれると言われており、私も勉強をするときなどローズマリーを触った手の臭いを嗅いで深呼吸し勉強に臨みます。
ぜひこの春はいろいろなシーンでハーブを取り入れて夏への活力にしてみて下さい。