かえるのうたがきこえてくるよ

私が小学校1年生くらいの話です。

夏のある日、家族で川に遊びに行きました。

弟と一緒にメダカをとったり、虫を捕まえたりして遊んでいました。


メダカをとるのに飽きてきたころ、ふと私の目に黒いものが映りました。

図鑑でしか見たことない黒いもの・・・

それは『おたまじゃくし』でした。

その当時、私はカエルが大好きで(小さい緑色のカエルのみ)、そのおたまじゃくしを家で育てようと思い、私はそのおたまじゃくしをとり始めました。

水の入ったバケツに5~6匹のおたまじゃくしを入れて車に乗って帰りました。

そのおたまじゃくしのバケツを足元に置いて・・・


どれくらい車に乗ったでしょうか?!

家に着いて、そのバケツを持ち上げると・・・なんと、バケツの中には1匹しかおたまじゃくしが入っていませんでした。


そういえば・・・数匹のおたまじゃくしには足が生えていたことを思い出しました。

きっと、彼らはその足を使ってバケツをよじ登ったのでしょう・・・

・・・と、そんなことを考えると鳥肌が立って、急にカエルが嫌いになりました。

きっと彼らは車の中で干からびてしまったのでしょう。



また今年もカエルの季節がやってきました。

近くのたんぼでは今年もカエルが鳴いています。