令和3年9月当番医

9月5日:さゆりクリニック・ふじいクリニック
  12日:花牟礼病院・ふくもと整形
  19日:京町内科・金子病院
  20日:牧野医院・まきのせ泌尿器科
  23日:えんでん内科・しもむぎ耳鼻科
  26日:新山内科・いとう耳鼻咽喉科

【熱中症対策】
・熱中症とは
暑い場所などで体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れてしまったり、体温調節がうまくできなくなってしまったことにより、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などの症状を引き起こす病気のことです。


・熱中症に必要な栄養素とはカリウムとビタミンB1
暑い日は体温を下げようと大量に汗をかきます。汗をかくと塩分と同時にカリウムも汗と一緒に排泄されます。カリウムには筋肉の働きをよくする働きがあり、熱中症の回復にも影響があるので意識して摂取しておくことがおすすめです。きゅうりやズッキーニなどの夏野菜やスイカ、バナナに多く含まれています。

ビタミンB1は糖質をエネルギーに変換するときに必要なビタミンです。不足してしまうと、疲れやすくなり食欲不振や手足のしびれが症状としてあらわれます。豚肉やレバー、豆類に多く含まれています。土用の丑の日に食べるうなぎにも多く含まれているのでこの時期に食べるのがぴったりです。

・塩分補給も重要
控えるようにとよく言われる塩分ですが、汗をかいたときにナトリウムが一緒に排泄されるため、損失分を補うために塩分の摂取が重要です。塩分が失われることで体内のミネラルのバランスがくずれてしまい、身体に支障が出ます。

食事からはもちろん、ナトリウムが含まれている飲み物を摂取するのもいいでしょう。

・水分補給もしっかりと
熱中症の予防として、忘れてはいけないのはやはり水分補給です!私たちは体温を調整するために水分と塩分を原料にして汗をかいています。暑い日はもちろん、湿度の高い日はより汗をかきやすいので、脱水症状にならないためにもこまめな水分補給が大切です。

のどが渇いてからではすでに遅いので、のどが渇く前に水分補給をしましょう。寝ているときや、入浴時にも水分が失われやすいので、起きた後や入浴前後にも忘れずに。大量に汗をかいたときは水分だけではなく塩分も失われているので、塩分も補給してください。


・おわりに
今回は熱中症について、食事から飲み物までご紹介いたしました。
「熱中症」というキーワードを知っている方は多くても実際の対策をどうしたらよいかわからない方は多いと思います。

そんな方が今回のこの記事を読んで参考にしていただければとてもうれしいです。

水分補給はもちろんですが、日々の食事からぜひ予防を心がけていきましょう。