ディレグラ配合錠
12月28日おはようございます。
昨日は年末の最終週ともあって多くの卸さんやMRの方がクリニックの方に挨拶にこられていました。
その流れで薬局にも多くの方が訪問されたのですが、アレルギー治療薬の「アレグラ」を販売しているサノフィさんから年末にビッグニュース?が飛び込んできました。
以前からアレグラの配合錠が発売されるという話がでていたのですが、正式に製造承認が取れたとのことで報告がありました。
アレグラの成分であるフェキソフェナジンとプソイドエフェドリンの配合錠「ディレグラ配合錠」です!!
アレルギー性鼻炎の三大症状である「鼻水、クシャミ、鼻閉」がありますが、抗ヒスタミン薬では鼻づまりの効果が弱いところもあります。
鼻づまりの症状にはLT(ロイコトリエン)拮抗薬やTX(トロンボキサン)拮抗薬を使うことが多いのですが、今回このディレグラに含まれているプソイドエフェドリンは交感神経のα刺激薬に分類され即効性のあるプリビナやトークなどに近い成分のようです(実際効果の立ち上がりは早いとのこと)。
ただし服用には制限もあるようで「中等症以上の鼻閉がある場合に使用を検討し、使用は最小限の期間にとどめる」という注意点もそえられています(2週間をめどにされるっぽいです)。
用法用量は12歳以上からになっていて1日2回、朝・夕の空腹時に1回2錠の服用です。
1錠にするとかなり大きい錠剤になるそうで2錠になっているそうですが、それでも1錠あたりの大きさはけっこうな大きさ(クラビットの500㎎くらいとか?)になるようです。
1錠にはフェキソフェナジンが30㎎とプソイドエフェドリンが60㎎含まれているので2錠飲んでアレグラ1錠分の量になるみたいです。
薬としては外国ではすでに販売されているそうです。
今のとこ気になるのは血管収縮剤の連用によるリバウンドがどうなのか?ってことです。
まだまだ情報量が少なすぎて不明な点が多いですが、花粉症シーズンも近付いてきていますので情報が入り次第ブログでも取り上げて行こうかと思います。