ディレグラ配合錠
2月22日おはようございます。
今週初めにアレルギー治療薬「アレグラ錠」でおなじみの?サノフィ・アベンティスのMRさんの訪問がありました。
前々から話にでていた新薬「ディレグラ配合錠」の製剤見本が手に入ったとのことで、いただくことができました。
ディレグラ配合錠はアレグラの成分であるフェキソフェナジンと一般医薬品で取り扱われるプソイドエフェドリンが配合された新しいアレルギー治療薬です。
売りとしては花粉症患者さんの悩みの一つである鼻づまり症状に早い治療効果が期待されたお薬です。
花粉症にかかわらず鼻水、鼻づまりのある患者さんには抗ヒスタミン薬+抗ロイコトリエン薬or抗トロンボキサン薬の組み合わせで処方されることが多いのですが、抗LTと抗TXは効果がでるのに少し時間がかかるのが難点です。
ディレグラはパンフレットによるとプラセボ(偽薬)に比べ投与後45分で有意に効果が見られるそうです。
新薬というのもあってどっちにち最高2週分までしか処方できませんが投与後2週間をめどにして鼻詰まりが取れてきたら他の薬に移行していく流れになりそうです(2週間以上の投与についてもこれから治験していかれるとのこと)。
フェキソフェナジンの効果は患者さんの話を聞いててある程度想像はつきますが、プソイドエフェドリンについては医療用医薬品で取り扱っていなかったので未知の領域です。
まだ採用になるかも不明ですが今後調剤することになれば、先生の感想や患者さんとの話を聞いていきたいと思っております。
期待もしているところもありますが・・・ただしデカ過ぎる!!
1錠の大きさが17.5mmあるんですがアレグラの30mgが1錠6.4mmです。
成分的には1錠にフェキソフェナジンが30mgとプソイドエフェドリンが60mg入っています(もちろんそれ以外に添加物も入っていますけど)。
1錠にフェキソフェナジンが30mgしか入ってないので1日2回朝・夕の空腹時(何で空腹なのか聞き忘れてました・・・)、1回2錠の服用です(フェキソフェナジンとして7歳~11歳は1回30mg、12歳以上は1回60mg)。
今のとこ12歳以上にしか適応がないのですが1錠にフェキソフェナジンが30mgってことはゆくゆく小児の適応も見据えてのことなのかもしれませんね。
大きさを上回る効果があれば患者さんも納得して服用はしてくれると思います。
2月末発売の予定で今後の動向が気になります。