ディレグラ配合錠

4月18日おはようございます。

昨日は薬局でのミーティング後、クリニックとの合同で医薬品の安全管理研修を受けてきました。

今年の2月末に発売されたばかりのアレルギー治療薬「ディレグラ配合錠」についてのお話をサノフィ株式会社さんからしていただきました。

前にもブログで取り上げていましたが、実物をみてまず思うのが「デカッ!!」ってことです。

なぜここまで大きな錠剤になってしまったのかは制度の関係等もあって○△×□・・・。

まあ色々とあるようです。

このディレグラ錠は配合剤といってクリニックでもよく処方されている「アレグラ(ジェネリックではフェキソフェナジン)」と今まで一般医薬品でしか使用されていなかった「プソイドエフェドリン」の2成分が一緒に配合された錠剤です。

プソイドエフェドリンはα受容体刺激作用があり鼻づまりに対しての効果が期待されます。

クリニックでも点鼻薬でα受容体刺激薬を使うことがありますが即効性もあり鼻づまりも速やかに取ってくれる反面、使いすぎるとかえって鼻づまりがひどくなるリバウンドが起こることがあり使用に関しては慎重にしておく必要があります(市販薬の点鼻にもα受容体刺激薬はよく含まれているので、楽になるからと言っての使いすぎには注意です)!!

メーカーさんの話ではリバウンドの心配はない薬との話でしたがまだ発売されたばかりで長期試験のデータ集積も十分ではないのでこれからの情報収集が大事になってくるかと思われます。

あと患者さんがビックリしやすいことを一つ。

お薬の中にはゴーストピルと言われる物があって、飲んだ薬がそのままの形で便にでてくる物があります。

お薬自体はきちんと薬剤から放出されちゃんと効果がでているのですが、薬の外側被膜?の関係で水に溶けにくいものなどを使用すると錠剤の形がそのままでてくる薬です。

患者さんもその話を聞いてなく実際に見てからビックリしたと言う話もよく聞くことがある話です。

と、いうことは計算されて放出されるようになっていますので、大きいからと言って割ったり噛み砕いたりして飲むと血中濃度が急激に上がり副作用が出やすくなる可能性もあるので注意が必要です!!

一緒に飲んではいけない薬や注意しながら飲まなくてはいけない疾患もある薬なので薬局に行かれた際はきちんとお薬手帳を持っていき飲み合わせが問題ないか?注意して服用する必要がないか?(この薬に関してだけではなくすべての薬も同じですが)確認してもらうようにしましょう!!

サノフィ株式会社さん、昨日は勉強会ありがとうございました!!