がん化学療法における薬薬連携

1月16日おはようございます。

昨日は業務終了後、夜から宗像薬剤師会の研修会に参加してきました。

講師は去年も来て下さった済生会福岡総合病院からがん薬物療法認定薬剤師である宮崎早苗先生でした。

昨日は主に「がん化学療法薬薬連携への取り組み」「保険薬局で抗がん剤処方せんを応需したと想定して」をテーマに講演していただきました。

抗がん剤というのは疾患や体表面積によって薬の量が異なります。

また休薬期間といって薬の服用を中止しておく日数も治療によって異なります。

カルテのない状態で処方せんを受け付けただけでは処方内容に問題がないか?確認するのは困難です。

もちろん患者さんから聞きだして確認もしますが、済生会病院ではいろいろな工夫をして処方せんからある程度内容を読み取れるようにしホームページ上でもレジメンを公開してくださっているので患者さんとも確認しやすくなっています。

抗がん剤というのはがん細胞の増殖を抑える薬なのですが、がん細胞だけを・・・というのがまだ難しく健康な細胞にも影響をおこすことがあるので副作用というのが出やすい薬です。

副作用の中にも重篤なものから対症療法で抑えられるものと幅広く、受診が必要になってくるものから手持ちの薬で様子見るものと対応にも異なります。

継続して服用してもらうためにも患者さんには起こりえる副作用・対処の仕方の説明そして副作用発現の有無の確認することが大切です。

昨日は宮崎先生から患者さんに伝える時の副作用の説明の仕方や実際に症状がでた時の対処の説明もお話ししていただき通常業務でも大変役立つ内容でした。

対処の仕方も病院によって異なるので大事なのはやっぱり処方もとの病院との連携、薬薬連携になりますね。

来月も先生の講演予定になっていますので是非とも参加させていただきたいと思っています。


済生会福岡総合病院
http://www.saiseikai-hp.chuo.fukuoka.jp/