がん治療における歯科医師の関わり

2月17日おはようございます。

昨日のお昼は久しぶりにいい天気で子どもと公園に散歩に行きました。

公園を周回しただけでしたが子どもはそれでもはしゃいでいました。

いつまでもこんな感じでいてくれたらいいんですけどね・・・。

今日はまた昼から雨が降るとか?

外出の際はお気を付け下さい。


先週の話になりますが・・・。

水曜日は宗像薬剤師会主催の研修会に参加してきました。

「がん治療における歯科医師の関わり」をテーマに九州大学病院 顎口腔外科より大部一成先生をお招きして講演していただきました。

口腔癌は全癌の中では約2%と少なく感じますが、年間で8000人ほどの方が罹患されています。

口腔がんでも好発部位があります。

日本人では舌が一番多いそうですが、インド人では噛みタバコなどの影響もあって頬粘膜のほうが多いそうですよ。

タバコはやっぱり口腔がんの危険因子ですね!

口腔癌の特徴として前癌病変といって癌になりやすい口腔粘膜の状態があるそうです。

白板症と紅板症があるそうですが、白板症はカンジタと見た目が似ている所もありますが拭き取って取れるのがカンジタで取れないのが白板症みたいですね。

病変の大きさ、性状、色調、硬結の有無、疼痛の有無などなど・・・。

確定診断には生検によるそうですが、薬局でも患者さんからの相談があればトリアージできるようにしておく必要がありそうです。

やっぱり早期発見早期治療が重要ですね!!

ほかにも薬剤師として興味があった顎骨壊死のお話しも写真を交えてのお話しして下さり大変ためになる研修会でした。

なかなか歯科医師の先生からお話しを聞く機会が少ないので定期的に歯科医師からの講演もしていただきたいと思います。

最近は歯科医師でも処方ができるような漢方薬が増えているそうで、近くの歯科からも何件か処方せんがまわってきまたこともあります。

ただし全部が全部保険で使えるわけではなく、一部は患者さんとの話で自費での処方になったりといろんなパターンもあります。

個人的には歯科医師の薬物療法についての処方意図などのお話しが聞いてみたいですね。